



「にぼしプロジェクト」は
団体ではなく個人で活動しています
(2021年5月〜2025年2月)
保護する人でもありません
でも保護もしてるし
里親募集もしてるし…
何をしているかと言うと
【未去勢の外猫達への不妊去勢手術の実施】
TNRと略して呼ばれる活動をしています
TNRってなに?
飼い主のいない猫(野良猫)や
多頭飼育崩壊の猫の
繁殖を抑える為に
捕獲し、不妊去勢手術後
手術済みの印(耳先V字)をつけ
元居た場所で地域猫として戻します。


不妊去勢手術を行うことにより
繁殖期の大きな鳴き声や
オス同士の喧嘩
スプレー行為(臭い付け)
を抑えられると言われています。
T(Trap 捕まえる)
N(Neuter 手術する)
R(Return 元居た場所に戻す)
動物愛護管理法の改正により
不適正な飼養や無責任な餌やりなどによって
周辺の生活環境 が損なわれているときは
原因者に対して
都道府県が指導、勧告命令を行うことが
できるようになりました。
モラルやルールのない無責任な餌やりは
周辺住民への迷惑や
危害を増やすことになるだけでなく
不幸な命を増やすことにつながります。
大まかにTNRを実施するにあたって
始めた当初から
している事を下記にまとめました
①対象箇所の調査開始
(場所や状況によりますが、
最低数日かかります)
依頼者から
お願いされた猫のみ対象にし
調査を行わない所もあるようですが
猫の繁殖力はとても強い為
1コミュニティで
10匹生息している猫を
1-2匹TNRしたところで
あまり意味を成しません
「依頼者」と呼ばれる方から相談を受け
依頼者主体で動いてもらい
サポートにボランティア団体さんが協力する
と言うのが多いみたいですが
始めた当初から
「ボランティア団体」に所属している方から
こんな酷い場所があるけど
自分達は忙しいとか体調が悪いとか
親が余命いくばくもないとか
様々な理由で行けないと相談されて
放っておいたら
猫が死んじゃうなんて…と
心配になって見にいく→
捕獲や保護をすると言う事が
非常に多かったです
(今は猫達の問題が
保護では解決できない事を知り
進んでTNRをしています)
②餌やりの場所を特定しその方と話をします
(基本猫が餌を食べる場所で捕獲をする為
その敷地の方の許可が必要)
「猫が何匹いるのか把握する為
聞き取りや餌やりの時間に通ったりと
何度もその場所へ出向く必要があります」
※手術の予約や捕獲器の確保
行政への申請に必要な為
③手術をする病院の手配と捕獲器の手配
(台数によっては病院やボランティア団体さん
個人の方複数から借ります)
予約日前日に捕獲が出来なかった場合
(天候によって猫が来ないなど多々あります)
また予約を取り直し捕獲を
仕切り直します
④捕獲日を決定・捕獲~運搬まで
捕獲器ごと預かれる場所の手配
基本的には手術前日に捕獲するので
季節や環境・頭数によっては
雨風や寒さ・暑さなどしのげ
盗難に配慮した場所の確保が必要になります
⑤申請書の作成・提出等
(最低2回はかかり状況によっては
何度も役場に足を運ばなければいけません)
市町村によって形式が違い
必要な書類、
事前申請か術後申請かも違います
⑥捕獲
使用する餌やペットシート・布・新聞紙
養生テープ等
購入し現地で捕獲します
捕獲器ごと持っていかれる事例があることや
猫が暴れて怪我をしないように
捕獲当日は近くで潜み
こまめに確認する為
頭数によっては
全ての捕獲が終わるまで
かなり時間がかかります
⑦手術当日病院へ運搬
(病院によって違いはありますが
指定時間に運搬し、術後麻酔が切れ数時間したら
病院から電話が来て迎えにいきます
その日の混み具合や猫の状況により
時間がまちまちです)
⑧リリース
猫を元いた場所に戻す前申請に必要な写真を撮り
(行政へ提出用)
天候を見ながら元いた場所へ戻しま す
(捕獲器から出る時走って逃げるので
放す方向や周りの状況を見ながら
安全な場所でリリースします)
⑨捕獲器を洗浄し借りた方へ返却
現地にリリースした猫の具合を確認
1度TNRした場所は定期的に見にいくようにしています
環境や状況によっては
継続的にフードの寄付を続けている箇所が
数箇所あります
TNRが終わった場所でも
その後新しい猫が増えた(遺棄された)
など連絡が来ることが多々あります。
その際また①~⑨が繰り返されます。
行政から相談されてもここまでの一連の作業は全て個人負担です
⑩保護
TNR時、子猫や怪我の子がいる場合
放っておけず保護してしまうので
この一連の流れに治療の為の通院
(保護する頭数によっては
かなりの頻度で通院)
日々のお世話
(トイレやご飯等の通常お世話に加え
状態が良くない子が多いため
投薬や輸液、体調を見ながら必要な事をしていきます)
里親さん探しが加わります
(TNR活動と保護活動は大きく違います)
仕事も家事もあるので
体力も気力も残らず
お問い合わせへのご連絡が
遅くなる事があります
ご理解いただけると幸いです