里親募集中
にぼしプロジェクトは
保護団体ではありません
でも保護もしてるし
里親募集もしてるし…
何をしているかと言うと
【未去勢の外猫達への不妊去勢手術の実施】
TNRと略して呼ばれる活動をしています
TNRってなに？
飼い主のいない猫（野良猫）や
多頭飼育崩壊の猫の
繁殖を抑える為に
捕獲し、不妊去勢手術後
手術済みの印（耳先V字）をつけ
元居た場所で地域猫として戻します。
不妊去勢手術を行うことにより
繁殖期の大きな鳴き声や
オス同士の喧嘩
スプレー行為（臭い付け）
を抑えられると言われています。
T（Trap 捕まえる）
N（Neuter 手術する）
R（Return 元居た場所に戻す）
動物愛護管理法の改正により
不適正な飼養や無責任な餌やりなどによって
周辺の生活環境 が損なわれているときは
原因者に対して
都道府県が指導、勧告命令を行うことが
できるようになりました。
モラルやルールのない無責任な餌やりは
周辺住民への迷惑や
危害を増やすことになるだけでなく
不幸な命を増やすことにつながります。
実際どんな活動をしているのか
TNRの流れをまとめてみました
①対象箇所の調査開始
頭数の確認や来る時間帯など詳しく調査していきます
（場所や状況によりますが、
最低数日かかります）
依頼者さんがいる場合と
いない場合で大きく変わりますが
どちらにしても最低限の調査は必要です
猫の繁殖力はとても強い為
１コミュニティで
10匹生息している猫を
1-2匹TNRしてもすぐに
元通り、それ以上に増えてしまいます
②餌やりの場所を特定しその方と話をします
なかなか一度に全ての情報が出てこないので
把握する為に
何度もその場所へ出向く事になります
多頭で増やしてる餌やりさんは
話がスムーズに行かない場合が多いです
③手術をする病院の手配と捕獲器の手配
予定していた子達が
タイミングよく来てくれない事の方が多いので
ここから連日捕獲に通う事になります
捕獲器の使用台数によっては
動物病院やボランティア団体
個人の方から借ります
病院によっては
予約前日に捕獲が出来なかった場合
（天候によって猫が来ないなど多々あります）
また予約を取り直し捕獲を
仕切り直します
④捕獲日を決定・捕獲～運搬まで
捕獲器ごと預かれる場所の手配
基本的には手術前日に捕獲するので
季節や環境・頭数によっては
雨風や寒さ・暑さなどしのげ
盗難に配慮した場所の確保が必要になります
⑤申請書の作成・提出等
市町村によって形式も申請タイミングも
事前申請か術後申請と大きく異なる事があります
（どちらにせよ最低2回は足を運び
状況によっては
何度も申請する役場に足を運ばなければいけません）
⑥捕獲
使用する餌やペットシート・布・新聞紙
養生テープ等諸々
準備し現地で捕獲します
捕獲器ごと持っていかれる事例があることや
猫が暴れて怪我をしないように
捕獲当日は近くで潜み
こまめに確認する為
頭数によっては
全ての捕獲が終わるまで
かなり時間がかかります
基本的には猫にも人にも
安全な捕獲器を使用しますが
状況によってはタモで捕獲することもあります
⑦手術当日病院へ運搬
利用する病院によって違いはありますが
指定時間に運搬し、術後麻酔が切れ数時間したら
病院から電話が来て迎えにいきます
その日の混み具合や猫の状況により
時間がまちまちです
⑧リリース
猫を元いた場所に戻す前申請に必要な写真を撮り
（行政へ提出用）
天候を見ながら元いた場所へ戻します
（捕獲器から出る時走って逃げるので
放す方向や周りの状況を見ながら
安全な場所でリリースします）
状況によっては
現地の掃除や整備をし
猫達の環境が良くなるよう
サポートしています
⑨捕獲器を洗浄し借りた方へ返却
現地にリリースした猫の具合を確認
1度TNRした場所は定期的に見にいくようにしています
環境や状況によっては
継続的にフードの寄付を続けている箇所が
数箇所あります
TNRが終わった場所でも
その後新しい猫が増えた（遺棄された）
など連絡が来ることが多々あります。
その際また①～⑨が繰り返されます。
行政から相談されてもここまでの一連の作業は
現在ほぼ個人負担です
⑩保護
TNR時、子猫や怪我の子がいる場合
放っておけず保護してしまうので
この一連の流れに治療や
日々のお世話
里親さん探しが加わります
（TNR活動と保護活動は大きく違います）
