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「毎年子猫を何百匹も譲渡しているのよ〜」

4年ほど前
あるボランティア団体の方から
聞いたその言葉に

疑問を抱きました

毎年1人の方でそんなに譲渡して
「過酷な環境下にいる子を減らしたい」と
掲げている団体も各所にあり
そこでも莫大な数
保護しているのに

なぜ保護が必要な猫は
減っていないのか?


その疑問は
猫の生態や現状を知るきっかけをくれ

保護やシェルターだけでは
「過酷な環境で亡くなっていく命を
減らす事は出来ない」
という事を
気付かせてくれました

ではなぜ
積極的に解決していかないのか?

これは個人的な感想ですが

「TNRは重労働だから」
「保護が動物愛護だと思わせる情報が多いから」
かな?と思います
(他にもありますがそれは有料記事でご覧ください)

餌やりさんや管理者さんからの
「数匹だけTNRして欲しい」の
限定した捕獲は
そんなに大変ではないですが

1匹の猫から調査し
多頭飼育崩壊現場にたどり着く事は
ザラにあり
そうなると全頭手術までに数ヶ月
プライベートの時間は
全くなくなり
疲弊します

酷い現場ほど保護しないと
死んでしまう子が必ずいる為
並行して、保護や治療を行うことや

早朝や深夜まで捕獲が続く事も多く
多頭の現場は費用を払わない方も多い
みなさんに周知されている活動でない為
寄付が集まりにくく
(ここは私が上手に出来ていないだけかもです)

捕獲や手術だけでなく
環境の改善の為、
掃除やフードの寄付など
継続的に管理していく必要がある
など
途方もない作業に加え
現地の方が攻撃的だったりする事もあり
人にも疲弊していく

上記の理由だけでも
仕事でもない
孤独な作業を
続けて行くのは
楽しくないし
辛いですよね

でも
現状問題の根本を解決するには

保護された命だけに
フォーカスしていたら
その数ヶ月後

死にゆく命はその数倍
数百倍になります


それを食い止める為に
「飼い猫も外猫も必ず不妊去勢手術」を
する必要があります
(早期不妊去勢手術の実施は
単純に増やさないだけではなく
様々な病気のリスクを減らす事にも繋がります)


1人1人がその事を知り
実施していけば
問題は必ず改善します

4年間続けてきたTNR活動
私はこれからも
「誰かが拾った猫を預かり
里親さんを探す活動」を
して行くつもりはありません

お金に余裕があるからではない
時間も体力もあるからではない
不安がないからでもない
毎回躊躇しない訳でもない
なんで私が?と言う気持ちがゼロでもない

「動いて改善する」方を選びたい








 

保護されて幸せになっていく子達の
ストーリーの陰で
​人知れず
亡くなる命は100倍以上います

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